ウォーキングは簡単に始めることができる運動です。
運動の負荷も軽く、歩くことができれば、誰にでも気軽にできる運動でしょう。
しかし、歩くことは足に負担となり、関節が痛くなったり、筋肉が痛くなったりなど、ウォーキングができずに諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか？
また、人によっては足腰が弱く、歩きに不安がありウォーキングができない方もいらっしゃると思います。
そんな方にオススメなのが、ポールウォーキングです。
○ポールウォーキングとは？
ポールウォーキングとは、2本のポール（杖）をついて歩く運動です。
元々は、クロスカントリーやトレッキングなどでポールを使用されていましたが、それをウォーキングにも活用したものです。ポールウォーキングやノルディックウォーキング などの呼び方をされています。
ポールウォーキングは通常の歩行よりも膝や腰などへのストレスを少なく歩行できます。また通常のウォーキングよりも腕を使うため、全身運動を行うことができ、効率的に有酸素運動を行うことができます。
○ポールウォーキングの良い所
・足腰への負担が軽減される！
通常のウォーキングは二足歩行であるため、どうしても足へのストレスが大きくなってしまいます。また上半身の重みも腰で支えないといけないため腰への負担が大きいです。これにポールを使用することで二足歩行から四足歩行となり身体の重みを腕で支えることができ、足腰の負担が軽減できます。
・バランスがとれる
両手でポールをつくことで通常のウォーキングより安定して歩くことができます。室内に比べ、屋外は不整地で足をつまづいたりしてしまう可能性もあり、転倒の危険もあるため、運動を安全に行うためにもポールウォーキングは有効です。
・良い姿勢で運動できる！
ポールを使用すると両腕で上半身の重みを支え、背筋を伸ばしやすくなり、良い姿勢で歩くことができます。また、膝を伸ばした姿勢でウォーキングができることも報告されています。
背筋を伸ばして歩くと腹筋、背筋をしっかりと働かせることができるため、筋力訓練にもなります。実際の歩いている場面で筋肉を使っていくため、日常での歩きの姿勢をよくさせることが期待できます。
実際に背中の丸くなったお年寄りの方は、腕で支えた方がしっかり伸ばせることが多く、なかには「腕を使わないと伸ばせない」という方もいらっしゃるくらいです。その経験から考えると、ポールを使うことでは背筋を伸ばして歩けるのはうなずけるところです。
ウォーキングや散歩にT字杖や歩行器、シルバーカーを使用している方もいらっしゃると思いますが、これらは背中が丸くなって歩くことがデメリットとしてありますが、ポールウォーキングではその問題も解決してくれるでしょう。
また、ポールを使用することで膝を伸ばしてウォーキングができることが報告されています。膝を伸ばした状態で歩くことは、関節へのストレスも軽減させるので、膝の負担を軽減することにつながります。
・効率的に有酸素運動ができる！
通常のウォーキングは足で体重を支えるため、足の運動量はありますが、腕はあまり働いていません。腕を振ることで少しは腕の運動にもなりますが足に比べれば運動量は少ないです。またウォーキングは有酸素運動の中でも運動負荷量が小さい運動となります。歩く速さを早くすることで運動量は増えますが、速度には限界があり、足への疲労ばかり蓄積してしまい、長時間の運動が難しくなってしまいます。そこでポールウォーキングを導入することで運動量をアップさせることができます。
ポールをついて歩くときには、腕で体重を支え、また腕を前後に振って歩きます。そのため腕の筋肉を使い、全身運動となることで、カロリー消費が増加します。それにより、効率的に有酸素運動を行うことができます。
・かっこよく運動できる
市販されているポールはデザインもスタイリッシュで、良い姿勢で歩くことができるため、背中を丸くして歩くよりも、かっこよく歩くことができます。歩行の補助としてT字杖や歩行器、シルバーカーなどがありますが、「老人くさい」「近所の人に見られたくない」などの理由で使用をためらわれる方もいらっしゃいますが、ポールを使用したウォーキングであれば、抵抗は少なくなるかもしれませんね。
○こんな人にオススメ！
・足や腰が弱いが、ウォーキングをしたい。
・ウォーキングしたいがバランスに少し不安がある。
・普通のウォーキングでは物足りない。運動の負荷量をあげてウォーキングがしたい。
・杖や押し車の使用に抵抗があり、かっこよくウォーキングをしたい！
・歩いていると背中が丸くなってしまう。背筋を伸ばして歩きたい。
○ポールの選び方・種類
ポールには目的に合わせていくつかの種類があります。
登山などに使用するトレッキングポール、ウォーキング用のウォーキングポールがあり、それぞれグリップ、杖先の構造が違います。
トレッキングポールはグリップのストラップを手首に通して使用し、手を離すことができるようになっています。杖先は登山の環境に合わせて杖先を変更できるようになっていることが多く、種類が豊富です。
ウォーキングポールはグリップを握ると手がバンドで固定できるようになっており、握る力が弱くてもしっかりとグリップをにぎることができるようになっています。杖先はどの角度からついてもいいように丸形になっています。
では、実際にどれを購入したほうがいいかというと、
○オススメのポール
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